風力発電業界においては、民間事業の需要に合わせた即効力の高い技術開発事業が求められています。そのため、むつ小川原洋上風況観測試験サイトにおいてJIP方式*1などの技術開発プロジェクトを立ち上げることを、本試験サイト関係者内で検討しております。
具体的には、2024年度にJIP方式の枠組みを立ち上げ、スキャニングライダーやフローティングライダーによる風況観測手法について実証試験を行い、これらのライダー観測の信頼性において残されている課題を調査することを考えています。このプロジェクトへの参画に興味ある方は、以下のリンク情報をご確認の上、アンケートにご協力いただけるようお願いします。
本海域は国主導のプロジェクトの実績があり、NEDO「洋上風況調査手法の確立」事業(2019~2022年度)において、スキャニングライダーやフローティングライダーなどの観測手法の確立を目的とした実証試験を同サイトで実施しました。この前実証試験をベースとし、さらに実用的な視点において残された課題を解決するために、本JIP方式のプロジェクトを実施することを計画しました。
*1:JIP方式:民間事業者を主体とした協議会等を組成し、複数の民間事業者から開発資金を拠出する形の技術開発事業
JIP方式プロジェクトの計画(案):