2023年7月および8月に、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)新エネルギー部の担当者が、むつ小川原洋上風況観測試験サイトで現地視察を行い、今後のサイト利活用の可能性などについて意見交換を行いました。
本試験サイトは、NEDO「洋上風況観測にかかる試験サイトのモデル検討・構築」事業(2022~2023年度)の下で青森県むつ小川原港湾内に整備された設備であり、NEDO「洋上風況調査手法の確立」事業(2019~2022年度)では現場観測の主サイトとして利用されました。同事業で作成された「NEDO洋上風況観測ガイドブック」では、国内の洋上風力発電事業で利用するリモートセンシング機器には事前の精度検証が求められており、当設備は、この精度検証が可能な国内一例目の試験サイトとして整備されています。
健全な風力発電市場の成長を支えるために、これから求められている技術開発に対して、国内唯一の洋上風況観測試験サイトをうまく利活用できるように、今後もNEDOとの協力体制や対話を継続していく予定です。
また、このような視察目的での試験サイトの利用についても歓迎していますので、お気軽にお問い合わせください。