ご利用案内
本サイトの利用目的に応じて、提供データ、利用可能期間ならびに費用等が異なります。以下の区分は2023年度における内容を示しており、今後、変更する可能性がありますのでご了承ください。
① 風況調査用ライダー機器の精度検証
提供データの形式
形式:CSV形式(.csv)もしくはExcel形式(.xlsx)
提供データの種類
スキャニングライダー(SL)やフローティングライダーシステム(FLS)などの場合、本サイト洋上(St.S1)で取得される以下の観測データを基本とします(高度の表記は防波堤面を基準としており、海抜高度は+5mした値である)。それ以外の、鉛直ライダー(VL)などその他のライダー機器の精度検証については、本サイト陸上(St.L1)の同様な観測データを基本とします。
- 三杯式風速計(10分平均値、標準偏差):高度58m、50m、45m
- 矢羽式風向計(10分平均値):高度54m、50m
- 超音波風向風速計(10分平均値:水平風速・水平風向・3軸成分風速(東西、南北、鉛直)、水平風速標準偏差):54m
- 鉛直型ライダー(10分平均値〈風速、風向〉、標準偏差〈風速〉):58m、115m、175m
提供データの期間
観測機器の精度検証に必要なサンプル数が収集できる期間とし、以下を基準とします。
- フローティングライダー:最大3ヶ月
- その他のライダー機器:最大2ヶ月
サイト利用料
ライダー(陸上設置)1基あたり 1,500,000円(税抜)
フローティングライダー(海上設置)1基あたり 3,000,000円(税抜)
【お支払い時期】
- 1回目 申込書の提出日の翌月末までにサイト利用料合計額の半額
- 2回目 本サイトから観測機器等の撤去が完了した日又は利用期間満了日のいずれか早い日の翌月末日までにサイト利用料合計額から前払金を差し引いた残金
備考
- 精度検証に係る相関解析や第3者レポートの発行は、サイト利用料に含まれていませんので、必要に応じてご相談ください。
- 提供データに関する費用は、サイト利用料に含まれるものとします。
- 精度検証に利用するリモートセンシング機器等の設置に伴う占有許可等が必要な場合、当該許認可等の取得に必要な手続きはすべて利用者が自ら行い、必要経費は利用者の負担とします。
- リモートセンシング機器の設置、移設、メンテナンス、撤去に関する費用は、サイト利用料には含まれず、利用者の観測機器等の設置方法に応じて当社もしくは当社の委託または指定する事業者より利用者へ提示された見積に基づく金額とし、利用者がこれを負担します。
② 研究開発・共同研究
風況調査や風力発電の分野に限らず、あらゆる研究開発や技術開発に役立つ目的で、本サイトの観測データを提供します。必要に応じて、利用者が新規設備や観測機材を持ち込み、別途観測や実験を行うことも可能です。例えば、以下のような分野での利用が想定されますが、これらに限らずお気軽にご相談ください。
研究テーマの事例
- 風況調査分野(風況調査機器の開発/長期検証など)
- 気象分野(沿岸気象の研究、調査機器の開発/検証など)
- 海象分野(調査機器の開発/検証など)
- 生態系分野(鳥類、コウモリ類、海棲哺乳類等のモニタリング手法など)
- 環境分野(騒音調査、大気汚染物質など)
- 海洋土木(洗堀対策、人工漁礁の開発/検証など)
- その他(ドローン利用に係る研究開発など)
本目的の実施について、具体的な期間や費用は設けていませんので、個別の相談にて対応いたします。
また、神戸大学との共同研究としても実施可能ですので、ぜひご検討ください。
参考:
③ 教育利用
本サイトでは、風況の精度検証が行えるテストサイトとして、沿岸および洋上に豊富な気象測器などが常設されています。これらの設備を見学したり、データを活用して簡易実験を行うなど、教育利用が可能です。
本目的の実施に際して、船舶やガイドが必要な場合は、費用負担をお願いしています。さらに、利用内容や方法に応じて、個別の相談にて対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
④ その他(港湾安全利用等)
本サイトはむつ小川原港湾内に位置しています。当該港湾および周辺海域における航行の安全を目的として、本サイトの観測データをご利用いただけます。こちらのページに観測データなどを表示していますので、ぜひご活用ください。もし他のデータが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。